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私のオーガニック的過ごし方 Vol.1

記念すべき第1回は、ハーブと香りを暮らしに取り入れた生活を楽しむ、角田令子さんにお話をうかがいました。
今回訪れたのは、神奈川と山梨の県境に位置する自然豊かな街、藤野。田舎の雰囲気残る、この景色に惚れこんだという角田さんにとってのオーガニックライフとは? その魅力について語っていただきました。

角田令子さん

ハーブのいい香りに導かれました

とてもステキな庭ですね。色とりどりの花や木々が風で揺れている風景を見ていると、自然と心がほぐれてきます。ほのかにハーブの香りもして思わず大きく深呼吸してしまいました!

「訪れた人みんな、この庭に入ると『いい香り~』って言ってくださるんですよ。緑に囲まれたこの空間と香りに心落ち着くのか、居心地よさそうに過ごされていく方が多いです(笑)。特に今、ハーブが一番生き生きしている時期だから気持ちいいですよね」

角田さんがハーブに興味をもたれたのはいつごろですか?

「11~12年前ほどでしょうか。仕事をやめて余裕ができたので何か新しいことを始めたい、と思っていた時、友達にスクールに行かない? と誘われたんです。スクール一覧を眺めていたら、目にハーブ講座が飛び込んできて『これだ!』って」

ビビビ!と運命めいたものを感じられたのでしょうか? それとも、そもそもハーブに興味があったからなんですか?

「そうですね。興味をもつ機会はそれ以前からちょくちょくあったように思います。花が好きでよく花屋に行っていたのですが、ハーブコーナーからとてもいい香りがして…。この葉っぱからどんな花が咲くんだろう? と持ち帰ったのが最初だったように思います。さらに、ハーブはお茶にして飲むこともできれば、料理に使うこともできる、家に飾って目でも楽しめますよね。色々な活用方法があるのを聞いていたのも惹かれた理由ですかね」

その後すぐ、ハーブ講座に通われたとのことですが、そこではどんなことを学ばれたのですか?

「ハーブの育て方から効能、あと精油についても勉強しました。例えば、ラベンダーは、香りをかぐと脳からβアルファが放出されてリラックス効果を得られる。同時にお茶で飲めば、肌細胞を修復してくれる・・・といったようなことまで学びました。知れば知るほど自然のものが私たちに役立つことに気づくんです。生きているものすべて、無駄はないんだなって感動しました」

知識を得ることで確実に世界が広がる

6ヵ月間の初級編を終了して、さらに応用編の講座も受講して勉強されたということですが…。

「植物のもつ魅力にはまってしまったんです。初級ではどちらかというと知識を身につける、という感じでした。いくら情報を頭につめこんでも、使いこなせなければ意味がないですよね? 応用編ではどう生活のなかに取り入れて活用するかを学びました。それからは、ハーブを家の庭で育てるだけじゃなくて、色々なものを手作りしています」

例えばどんなものでしょう?

「精油を利用して、虫よけスプレーや自分の好きな香りのコロンを作ったり…。あとは化粧水も手作りしていますね。これは、フレッシュとドライハーブをことこと煮詰めて作るんですよ。ちなみに主人も使っています(笑)試してみていいですよ」

わぁ、すごい!こんなものまで作れるんですね。天然ハーブのさっぱりした香りが個人的にとっても好みです。肌にスッと染みこんでいくのも心地よいですね。他に、私たちが簡単に取り入れられることってありますか?

「ハーブティーはおすすめですよ。その時旬のハーブを庭からむしって、パパッとつくれちゃいますから。ペパーミントなんかはすぐ広がって困っちゃう・・・という方がいらっしゃるのですが、そういうものこそティーにして飲めばいいし、あと、夏にはお風呂に入れれば体のクールダウンにもなりますね。また、家のなかで精油を使って香りをたくだけでもいい気分転換になるはずです」

それなら私にも出来そう(笑)。ハーブって育てやすいですか?過去に、一度ラベンダーを枯らせてしまったことがあって…。それ以来ハーブは難しいのかな、と躊躇しているんですが。

「私も何度か枯らせたことがあります(苦笑)。寒さに強いハーブを選ぶのがいいんじゃないかな。冬に弱いと家のなかに避難させたりしなければいけないので。あとは、ショップの人に気になったハーブについて詳しく教えてもらうといいですよ。『知る』ことで幅が広がりますから」

そうですね。知らないよりは知っていた方が、できることも確実に増えますよね。

「香りに惹かれてハーブに関心を持ち、実際に学んでみて思ったのは、興味をもったこと、どんなことでもいいから深く掘り下げてみる行為こそが大切なんだということです。知識を得ることで世界が広がり、思いがけない喜びに出会えたりします。生活をも豊かにしてくれますね。知っているほうが絶対得しますって(笑)。興味をもつことこそ、豊かな暮らしの第一歩なんじゃないでしょうか」

「ジャムにしたり、お酢につけておつまみにしたり、アレンジがきいて楽しいんですよ」と、実がなる植物に今は夢中だと話してくれた角田さん。興味の範囲はどんどん広がってきているそう。マイナスイオンたっぷりの庭に加えて、ハーブや香りを上手に楽しむ姿はとても魅力的です。都会のせわしない生活に疲れた人には特にそう思えるかもしれません(笑)。 「最近はほぼすっぴん。ありのままでいいかなって」そう微笑む角田さんの一言が何より印象的です。より自然に、よりナチュラルに、そんな生活こそオーガニックライフなのかもしれません。